2015年02月13日
第13回 2015年のトーマス号と、重連運転の話題

静岡県中部を走るローカル線の大井川鐵道。
今回は、予約が始まった2015年トーマス号の予約状況の話題と、3月の重連運転の話題をお伝えします。
|トーマス号の予約状況
2015年は、昨年運行されたトーマス号に加えてジェームス号も運行される事が発表されました。
運行は6月7日から10月12日まで。
トーマス号、ジェームス号の乗車予約は乗車日の125日前の14時から翌日の13時まで大井川鐵道ホームページのSLメール依頼フォーム(ページはこちら)より受け付けています。今年は抽選予約制で、抽選結果は受付後48時間後をめどに通知されることになりました。
予約の際は、まず大井川鐵道ホームページで運行日と抽選申込の受付日を確認しましょう。
2月13日現在、すでに6月14日までの運行分についての抽選結果は回答済み、満席表示となっています。
SLメール依頼フォーム(ページはこちら)では、予約に使用するメールアドレスが問題なく動作するかどうかを事前に確認することもできます。確実に申し込みができるよう、準備をしておきましょう。
|2015年3月7日、8日、重連列車が走る!

2012年10月6日のSLフェスタではC11 227とC11 190の重連運転が行なわれた
1925年3月10日に創立された大井川鐵道株式会社は、今年2015年で創立90年を迎えます。
3月7日と3月8日にはこれを記念した「かわね路号」の重連運転が実施されます。
重連運転とは機関車を2両繋げて牽引力を増やして運転する事で、牽引する客車や貨車の両数が多く重いときや急勾配を登る時に採られます。
蒸気機関車の重連運転は、電気機関車の重連運転のように1両の機関車(本務機)がもう1両の機関車(補機)を制御することができないため、機関車の汽笛を使って協調運転を行ないます。
汽笛の長さには決まりがあり、
長緩気笛が約4秒(ボーーーー)
適度気笛が約2秒(ボー)
短急気笛が約0.5秒(ボッ)
とそれぞれ定められています。本務機が汽笛を吹鳴すると補機も呼応して吹鳴することが多いようです。重連運転で使われる汽笛合図には下記があります。
・機関車を2両以上連結した列車または車両が退行運転(たいこううんてん。緊急時にバック走行する時の事。実際の運行で見られる可能性はほとんどない)を開始するとき。
→短急気笛2声と適度気笛1声
・機関車を2両以上連結した列車または車両が運転の途中で惰行運転(だこううんてん。加速をやめて惰性で走ること)に移るとき。
→適度気笛1声と短急気笛2声
・機関車を2両以上連結した列車または車両が運転の途中で力行運転(りっこううんてん。加速すること)を始めるとき。
→短急気笛2声
そのほかの汽笛合図には出発合図の長緩気笛1声、隧道(トンネル)、長い橋梁に近づいた時の適度気笛1声などがあります。地図を見ながら汽笛を聴けば、列車が走る地形も知ることができそうです。
普段の「かわね路号」は、蒸気機関車が牽引する客車が増えると電気機関車が列車を後押ししますが、今回の重連運転では、蒸気機関車のみが牽引する長い編成を見ることができるかもしれません。
次回は、貴重な列車風景を写真に残すための撮影方法、現像のコツをお伝えします。
≫第14回 列車写真のきれいな仕上げ方
参考文献/
公益財団法人 交通協力会サイト内、日本国有鉄道昭和33年刊行「鉄道事典(デジタル復刻)」
http://transport.or.jp/tetsudoujiten/
Posted by 日刊いーしず at 10:30